A Lady Through and Through (David Britland, 1984)
David Britlandの小冊子。Lybraryで購入。
この冊子は貫通現象×2。
いずれもカードがカードを貫通するもので、作品はそれぞれApril、Juneと月名でありつつ女性名というちょいとセンスのいいタイトル。ついでに表紙もセクシー。
April:Qを、別のカードがするりと貫通する。折ったりなどせずノーカバー。Qの表面に溶け込むようにして貫通。一応、検めも可能。
June:スリットの空いたカード2枚で、カードを挟む。スリットに別のカードを差し込むと反対側から抜けてくる。もちろん、挟まれたカードは無傷。
どちらもギミック自作。うーん、今ひとつであるなあ。前者はきわどい。ノーカバーなので当たり前だが、限りなくぎりぎり。後者は貫通がわかりにくい。一般的な貫通物はペンなどを”直角に”突き立てるけれど、Juneでは全て同じ平面になってしまうので、今ひとつ貫通したっぽさに欠けるように思う。反対側も見せられないしなあ。
というわけで今ひとつでした。ふいと思い出したが、貫通2連続、しかも一つはノーカバー、もう一つは挟み物といえば、泡坂妻夫魔術館の一夜 所収の「影のごとく」「ジャンボペネトレーション」だなあ。ペネトレーション物は殆どしらないので何とも言えないけど、Britlandと泡坂妻夫なら泡坂先生の作品の方が断然おすすめです。魔術館の一夜は絶版だけど、まだまだ中古がお安く買えるので、未読の人は買っておいてもいいと思うよ。小ネタばっかりだし記述も癖があるけど、個人的には東京堂の泡坂妻夫 マジックの世界よりも好きだったり。
しかしBritland、思い返すとコレ!というアタリ作品は無いような。それでもついつい買ってしまうのが自分でも不思議。実験的でありつつも、品の良い洒落た感じが好きなんでしょうか。
表紙が素敵すぎます。
返信削除ねー。ついつい買っちゃいますよ。実体本ならもっとよかったのになー。
返信削除James HodgesのSexy Magicの本をつい買ってしまいましたが、、これも欲しくなる表紙ですね、、
返信削除Britlandは、GeniiとブログのCardpolisを楽しみにしています。本は確か持っていないはず、、
John BornのSeeking the BridgeはCheating At Texas Hold'emの続編かと思ってあまり期待していなかったんですが、まったく違い、、私的にはすごく良かったです! Eureka!
先日、Sさんに中の作品を見せてもらい、おもわずJohn Bornですねと、、ちょっと秘密にしておきたいと思いました。
Sexy Magic、ありましたね。残念ながら持っていませんが気になってます。あと似たような理由で、Pabularのカバーで有名なEric Masonの作品集を買って(積んで)みたんですが、これは印刷悪くっていまいちでした。内容は結構、荒っぽくて好みの予感ですが。
返信削除メモライズは苦手なので後回しにしようかと思っていましたが、Bornは次の機会にでも買います。Cheating At Texas Hold'emは、せっかくあれだけ表紙かっこいいんだから、中身レイアウトなども凝れば良いのにと思いました勿体ない。この流れだと、確かにブリッジの本かと思ってしまいますね。
しかし私も見せたり見せてもらったりしないといつまで経っても……。うーん。