2019年3月31日日曜日

"The A,B,Z's of Magic" Rob Zabrecky



The A,B,Z's of Magic (Rob Zabrecky, 2018)


Astonishing EssaysはVanishing Incの新企画で、全十巻を予定しているショートエッセイ冊子シリーズ。その第一回配本のうちの一冊がこれ、Rob ZabreckyのA,B,Z's of Magicです。65頁。

世には色々なマジックの演技論、創作論の本がありますが、本書はどちらかといえばプロ向けの内容。ショーやアクトを作る人向けの内容です。2016年にAcademy of Magical ArtsのBest Lecture賞を取ったThe Alphabet Talkというレクチャーを改めて冊子化したもの、らしいです。

解説のスタイルがちょっと面白く、アルファベットの26文字に沿って、それぞれトピックを立てて順に語っていきます。たとえばA=Acting、B=Balance、C=Collaborationといった具合に。このため本全体としてはやや流れが分断されていますが、短いエッセイの集合であるので読みやすいです。

手順そのものの解説はないですが、2つほど実際の手順のスクリプトも載っており、簡潔ながら幅広い話題をカバーしていてよい本でした。ただ目次を見る限り、このまえ日本語で出たノート、インターセクションと割に被っていそうで、あえて買う必要はないかもだ……。