2013年3月19日火曜日

"Card Kinetics" David Britland





Card Kinetics (David Britland, 1988)



Britland の エラスティック関連小冊子。


タイトルは嘘で、マッチ箱やハンカチの手順も含む。
ホーンテッドデック、ライジングカード数種、飛び出るカード、飛び出す煙草、閉じる~開くマッチ箱、シルクの出現、ダンシング・ハンカチーフを収録。
ライジングは氏の別冊子Angel Card Riseからのバージョンアップも含むらしいが、そちらは持っていないのでよくわからない。
Britland氏が左利きなのか、たまに図と内容が合っていないことがあるが、まあ問題ないレベル。

使用するのは 輪ゴム、Loops(Loop elastic、自作する)、通常のエラスティックの三種。

輪ゴムを使う手順がなかなか良い。
観客にはわからない、といくらBritlandさんが仰いましょうが、動力源が丸見えなので、まじめに演じるのは無理だと思う。が、BehrのHarbert君(https://www.facebook.com/herbertrubberband)みたいなプレゼンテーションであれば問題なし。
特にホーンテッドは、手軽で、ハンドリングもシンプルであり、なかなか楽しい。

Loopsについては、Finn Jonとはいちおう別個に考案したらしい。こちらは輪ゴムものと違い、ふつーに不可思議な現象だが、そこまでぶっ飛んだ発想や構成では無く、Loopsという発明からすぐに出てくるものばかりと思う。
ただ、昨今出たLoops系のDVDやNestor HatoのDVD(のデモ)と比べても内容に遜色はない。


シンプルで使いやすい現象が、小さくパッケージングされた良冊子。
このあたりの入門用には最適と思う。

シルクについては全く知らない世界なので、へー、こんなのもあるのかという感じ。


これでエラスティック・スレッド同封だったら、文句なかったのになあ。
あいや、入ってはいたんですが、、、、、







なんか滲んでるしっ?!










まあ、仕方ないよね。怖くて開けてません。

4 件のコメント:

  1. Angel Card Rise、確か持っていたような・・・

    某マジシャンに氏のJackrobatを見せてもらって、これはいいマジックだと思ったのがBritland氏に興味を持ったきっかけです。
    Angel Card Riseはだから氏の名前だけで買ったような記憶が。

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  2. Britland氏よいですよね。マニアックかと思えば非常に押さえが利いてる手順も多くって。

    Jackrobatは是非とも動画で見てみたいなー。どうでしょうか貴サイトで次あたり。いままでのラインナップと較べるとそうとうマニアックですが(笑

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  3. いやー
    Jackrobatを見たのがきっかけといいつつも、これが載ってる本はまだ持ってないんですよね^^;
    Britland氏の本で持っているのは、Angel Card Rise以外にはEquinoxだけかな。

    そういえばDavid Berglasのでかい本もBritland著でしたね。

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  4. それは是非買うべきです(笑

    ただ、Briltand氏の個人作品集Deckadeとは別に、二川先生の「J.J.J.J. Card Routine」というダブルバック1枚、J4枚テーマの小冊子にも解説有るようです。後者はもってないので異同は存じ上げないのですが。

    Berglas本。プレミアのあれですね。ぐぬぬ。高くてとても手が出ねーですよ。

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