2012年10月29日月曜日

"Eni-Where"&"Therm-o-Chromic" Redek Makar




Eni-Where & Therm-o-Chromic (Redek Makar, 2011, 2011)








コインの資料は珍しいのですよね。
そんなわけでRedek Makarのe-bookをLybaryより2品。なんでまとめて取り上げるかと言えば、はっきり言って片方は単独記事書くのも面倒な作品だったんです。まあその点は追々。
あと今回、けっこう前に読んだっきりで、あまりちゃんと再読しないで書いています。
ご容赦ください。


Eni-Whereyoutube

っていうわけでこんな技法です。初めて見たときは魂消ました。
流石に何回も見ればわかるのですが、久々に綺麗でビジュアル。今風の、ややフレーム化程度が高い技法ですが、割に応用範囲も広そうだなあと思い作者への敬意も込めて購入。
黒白反転(黒字に白文字)という、e-bookでも印刷してしまう派にはキツい体裁なんですが、後でLybaryの方から「黒白って目がちかちかするよねー、よけりゃあ白黒版も送るけどー」とのことで印刷向きなのも手に入ります。

で、まあ何がこの作者の問題かというと、技法的には非常に良いのですが、解説がいまひとつ良くない。どういう状況なのかがわかりにくくて仕方が無いのです。コインだから仕方ない側面もあるのかも知れないですが……。

手順、オマケ手順は今ひとつ、というか文章ではたぶん良さが伝わらない所でしょう。
コンセプトとか書かれてあれば、文章での解説も意味はありましょうが、ハンドリング、それも大筋のハンドリングだけとあれば動画に勝てる要素はありません。写真も暈けていて、本としてはレベルが低い。

まあ技法は良いと思うのです。



それで


Therm-o-Chromic

こちらはスペルバウンドの手順。
プロモが超絶断片的でさっぱり像が見えなかったのと、Eni-Whereが少なくとも技法としては良かったので、よいスペルバウンドのアイディアがあればなあとこちらも買ってみました。

ダメです。
これはダメです。

序説の、「スペルバウンドはますますジャグリング的になっているが、そういう”見破れるか試してみろよ”的なものは嫌で、この手順は各段階が魔法に見えるようにしている」っていう所は共感できたし、期待も大きかったのですが……。

まずプロットがよくわからない。
2枚の同じコインの内、1枚だけが暖めるとポケットを抜けたり色が変わったりする、最後に財布が出てくる。同じように見えて1枚は特別な性質がある、というプレゼンでなんとか説明は付くのですが、無駄に複雑になっているような気がしてなりません。


だが何より、技法です。スペルバウンド時に、コイン同士をスライドさせながらチェンジする技法を使うのですが、音対策無し。音に対する言及もなし。無音でないスペルバウンドとかどうなんだろう。少なくとも個人的にはナシだなーと。


そんなわけでRedek Makarの2作品でした。他にも出してらっしゃいますが、動画も今ひとつだったし、買うことは無いかな。ちゃんとしたコイン技術と、アドリブ構成力を持った上で5回くらい読み返せば面白いような気もしてきましたが、僕にはその体力はありませんでした。

ただEni-Whereは良い技法です。練習、練習。



良い解説者と組んでくれたら良いのになあ。

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