Card Cemetery (Dani DaOrtiz, 2008)
DaOritzのTorn And Restored Card集、Cementerio de Cartas がしれっと英訳されていたので買ってみた。
Cemetery(西: Cementerio)は共同墓地という意味、カードの墓場。実際、昨日だけでデック一個半が切れ切れのカード片になってしまった。
2部構成で、第1部はデュプリケートにまつわる策略。
文字通りのデュプリケートから見せかけのデュプリケートまで、簡単に考察、紹介。
第2部はTorn and Restored Cardのトリック10種を解説。
しかしUtopiaがあるからなぁ。ちょっとしたヴァリエーション(FLASHのカードケースを使うヴァージョンとか)を除けば、目新しいのは3品くらいかな。
Restored Card to the Shoe
破ったカードが復活した状態で靴から出てくる。靴の中にある状態で、お客さんのサインがちゃんと確認される。不可能性は極めて高いんだが、なんでこんなコンビネーションなのだろう。
この作品や、Que Raro! DVDでもやっていた、破ったカードが消えて復活した状態で財布から出てくるようなのは、復活現象としていまひとつな気がする。
まあDaOrtizがやれば面白いし、頭が痛くなるくらい不思議なのだろうが、これは出来る人が限られるだろうなあ。
Gag-Strongest Magician
ギャグ。カードを叩いたらバラバラになる。Torn and Restored Cardの逆みたいなものか。
手法は普通だが、気配を感じさせずに行えたら凄く面白いと思う。
Instant Restored
これは非常に珍しいと思った。
DaOrtizの手順はどれも乱雑にカードを破るのだが、これのみ折ってきっちり4片に破るパターンで、かつ準備が必要。
折る、破くのハンドリングが極めて綺麗で、復活後も非常にフェア。
ただ復活部分だけ、大きな動作で誤魔化すような感じがある。僕がもたついているだけかも知れない。それ以外は実に綺麗なので、もう少し練習するなり、GarciaのTornやHollingworthのReformationに応用するなりの可能性を考えてみたい。
ちょっとネタバレになるかもしれないが、新聞紙の復活に似ている手法。
なるほどなぁーと。
ま、策略にしろトリックにしろ、殆どがDVD Utopiaでカバーされているので、改めて買う必要はないと思う。僕はファンだから買ったようなものでして。
しかし英訳が今ひとつ上手くないのだ。本書はカードトリックだし図も豊富だしで問題ないんだが、心待ちにしている心理フォースの本は大丈夫だろうか。ちょっと心配になってきた。
せめて、一回の購入で英語版スペイン語版、両方くれたら助かるのになあ。