ConCam Coins To Glass (R. Paul Wilson, no date)
Paul WilsonのCoins to Glass。
これは非常に面白かったです。
売り文句は”グラスはフチが指先でつままれているだけ。手は決してグラスの上にかざされない。”で、自分にしては珍しく、今風なビジュアル系現象のレクチャーノート。
カバーなしのCoins to Glass自体はDavid StoneやそもそもDavid Rossなんかもやっていた気がしますが、それらとは別物、よりカジュアルでオープンな形です。
ほんとに人差し指、親指でつまむだけ。
その状態でグラスの中にコインが移動する。
何でもかんでもビジュアルが良いというわけじゃないですが、コインマジックってなかなか新規な技法や改案がないので、こういう新しさは非常に嬉しい所。色々と考えるきっかけにもなります。
一方で、難点を上げるとすれば。
Coin Oneに代表されるようなビジュアル・オープン系コインマジックの宿命として、ラストの一枚がなかなかしんどい。本作も、良い解決とはやはり言えない気がします。
また本手順の核になるTitan Dropですが、難易度は決して高くないはずなのに、意外と安定しないのですよね。手のコンディションのせいかもしれません。
総論。
提示された限定的な条件の下に考えれば、独力でも似たような解には至るとは思います。まあそれはそれとして、答合わせ的な意味で読んでも損はないと思いますよ?
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