2012年4月4日水曜日
”Tearing a Lady in Two” David Britland
Tearing a Lady in Two (David Britland, 1989)
http://www.youtube.com/watch?v=gACD0tZ7ewM
動画はCharlie Fryによるヴァリエーション、Ripped and Fryedです。
人体切断のステージイリュージョンに見立てたQueenの切断と復活。
嫌みがない、無駄がない、不自然がない、
そして不可能性が高く不思議で、かつ面白い。
これは買いだっ!
と思ったんですけど、
ただこれ、Paul HarrisのTrue Astonishment Boxに入っていて、
セットで3万近くするので流石に衝動買いは無理でした。
一方、原案のTearing A Lady In TwoならLybrary.comで$6。
多少ハンドリングや構成が違いましたが、内容は基本的に同じです。
なかなかこじゃれた演出で、現象と演出の齟齬もなく、
色々な機会におもしろおかしく演じられそうです。
即席系ですが、ちょっとだけ前準備が必要になります。
前もって折り目を付けるのは、即席っぽくなくて嫌、という僕のような方は、
Helder GuimarãesのReflectionsにいい解法があるのでそちらも読んでみてはいかがでしょうか。
元々はStephen Tuckerが、Roy WaltonのCard Warpの後にカードを復活させたい、
ということでプロブレムを発信し、Britlandはそこから着想を得たようです。
といっても、直接の解答ではないので、Card Warpからは続けられません。
Card Warpからの復活は、未見ですが、
Stephen Tuckerがそのテーマで冊子を出している他、
Michael CloseがDVDで発表していたように記憶しています。
余談になりますが、
Fryの演技は見ていて楽しいですね。
その後に続くWayne Houchinの演技は、David Blaine派というのか、
不可能をそのままぽんと放り出すようで、それはそれでいいのですけれど、
どうしても演技者の印象が薄くなってしまう気がします。
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