Torn and Restored (John Carney, 1995)
タイトル通り、John CarneyによるTorn and Restoredの作品集。4手順+おまけで15頁の小振りなもの。私が買ったのは最近出たe-book版です。
Torn and Restoredにも色々なタイプがあるけれども、本冊子のものは全て、デュプリケートを使用したもので、かつ一括復活。そういう意味ではやはりちょっと古い感じはあります。演出や演技の流れはあまり解説されておらず、そこは残念なのですが、スライトのみのシンプルなものから、ギミックによるビジュアルなものまで、いろいろなアプローチがあります。デュプリケートの使用やギミックの存在など、他手順との接続はちょっと一工夫いりそうですが。
テーマ縛りということで、どうしてもDaOrtizのCementario de Cartasと比べてしまいますし、そうすると少し見劣りする感じはありますが、短いなかにいろいろなアイディアがぎゅっとつまった冊子です。
個人的には、ボーナス・エフェクトとして解説されている『複数枚のカードの復活』がたいへん気に入り、これだけで元が取れた感じです。アクトの締めなんかにぴったりです。